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模型製作 1/700 HMS Belfast (TRUMPETER) その2

先日出張で北九州に行く機会があったのですが、その際に偶然見つけた模型店に入店しました。
プラモデルメインのお店で鉄道模型は無かったのですが、プラモデルの品揃えが素晴らしく、特に艦船模型の棚には過去に現物を見たことがない英国型1/700の箱が幾つもあったのでつい購入。
既に次に作る艦は決まっているので購入した艦に手を付けるのは当面先ですが、良い買い物が出来ました。


さて、前回の続き。

筆塗りでちまちまと迷彩塗装していきます。

上部構造物も個別に筆塗り。
こてこてに塗りすぎ感が。

一通り完成。このころの英艦艇の迷彩色は謎すぎてよく判ってないので、箱絵と説明書を参考にフィーリングで塗ってます。
現物だって作戦の合間に塗り直していたのだろうし、そこまでキッチリじゃなかったんじゃ無いかな。たぶん。

艦載機の存在をすっかり忘れていたので、適当に組んで遊んでたり。

張線として今回ArtBoxのメタルリギング0.06号を初めて購入。
なにこれ乳児の髪の毛?ってくらい細い(0.047mm!)。

張線の追加や艦載機の搭載もするつもりですが、とりあえずこれで一旦完成。
Trumpeterのキットは初めて触りましたが、技術力が無くてもちゃんと説明書通りに作れば下手なりに自己満足できる良いものでした。今後他にもぜひ作ってみたい。

Belfastが完成するやいなや、次の製作予定艦について検討開始。
一回り小さいのに部品点数は変わらないっぽいので、苦難の道のりになりそうです。

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模型製作 1/700 HMS Belfast (TRUMPETER) その1

趣味は幾つ在っても良いものですが、ご多分に漏れず私も鉄道模型をメインとしつつも他に色々手を出しています。
その中で一番長く続いているのが1/700艦船模型の製作。日本メーカーでいうところのウォーターラインシリーズですが、最初に作ったのが中学生の時なのでかれこれ断続的に20年以上遊んでいることになります。

中学生当時、当時仲の良かった友人がいたのですが、彼は今は亡き近所の模型店の常連でした。
中学生にして趣味は古き良き刑事ドラマ、当時としても既に過去の名作と呼ばれていた西部警察と特捜最前線を愛していた彼に誘われて私もその模型店に入り浸るようになり、私には全く理解できない車トークを繰り広げる友人と店主s(そっくりな双子の店主さん”達”でした)を横目に見ながら、「自分でも作れそうなプラモデルは無いかな?」と彷徨っていて手に取ったのが棚を埋め尽くす1/700ウォーターラインシリーズの箱だったのです。

そういえば、彼は刑事ドラマ以外のテレビ番組についても詳しく、とあるバラエティ番組の企画を観ながら、「さっき爆発で壊れたはずのミラーが戻っているからこれは編集されたヤラセやで!」と教えてくれたのを今でも覚えています。刑事ドラマ・パトカー・当時の国産車・プラモデルといった分野で深い知識を持った趣味人の彼でしたが、私が鉄道模型(当時は普通に日本型Nやってました)を好むことを知ると、自身も興味を持って定尺べニアに線路引いて簡易レイアウトを作ってみたりと、その行動力にはいつも感心し、尊敬したものです。

今でも元気にやってるのかな…。

大幅に脱線しましたが、そうして手に取った1/700ウォーターラインシリーズの箱、最初に買ったのは確か日本海軍の軽空母「大鷹」だったと記憶しています。今考えてみるとなんでまた平甲板の改装空母を選んだのか謎すぎる。もっと格好良い艦艇、大和でも長門でも翔鶴もあっただろうに、なんで大鷹?

(書いてから気が付きましたが、たぶん金額の割に箱が大きく、細かい武装が無くて作りやすそうなのを選んだっぽい)

まあ、その後中学3年間あれこれと作りましたが、よくあるパターンで高校以降はプラモデルと疎遠になりました。
その後、社会人になり、子供が生まれ、子供がある程度大きくなりミニ四駆やプラモデルに興味を持ち出したので、作り方を教えがてら私も久々に艦船模型を再開した次第です。


開封と製作開始

さて、盛大に自分語りでしたがここから本題へ。TRAMPETER製品 06701 HMS Belfast 1942 1/700です。

確かヨドバシ梅田で購入(最近海外艦艇模型の棚が大幅に縮小された気がする)。
HMS Belfastといえば、ロンドンはテムズ川に博物館として今でも保存されていることで有名です。私は訪問したことありませんが。

製作にあたって先人の事例を探そうと、最初はカタカナで「ベルファスト」と検索しましたが、メイド服のかわいい娘が無限に出てきて作業にならないことこの上ない。ちゃんと「HMS Belfast」で検索しないとダメでした。

製品は非常に精密かつ高精度、エッチングが一枚付属しており艦橋の一部やクレーン、レーダーはエッチング部品となっています(代わりのプラ部品はありません!)。

第二次大戦中の英国艦の例に漏れず、本艦も理解不能な洋上迷彩塗装。
ほぼ単色で塗れて塗装手間が少ないことが長所?な艦船模型なので、私も基本的にグレー単色で塗って満足することが多いのですが、今回は北極海で戦った彼女に敬意を表して説明書通りに迷彩塗装することにしました。

そういえば、このBelfastから塗料を完全に水性塗料に切り替えています。
写真に品番をメモしていますが、今回は一部シタデルカラーを用いた以外はGSIクレオスのアクリジョンを使っています。臭い無し、乾燥早い、洗浄楽と文句なしです。どうせそこまで細かい色調に拘るわけでは無いので。

備忘録を兼ねて使った塗料をメモ
・船体基本色(ライトグレー):N-51ガルグレー
・船体甲板、迷彩色(ダークグレー):N-83軍艦色(2)
・迷彩色(ブルーグレー):N-56ミディアムブルー+N-51ガルグレー(ちょっと青すぎるかも)
・木甲板(タン):N-27タン
・ボート類:シタデルベースMournfang Brown
・ウェザリング(木甲板):シタデルシェードAgrax EarthShade
・ウェザリング(その他全体):タミヤ墨入れ塗料 黒

とりあえず箱を開けて主要部だけ基本色を吹いてみる。
この状態でしばらくの間、どこから塗るか、どこから組むかを考えていました。
この時だけエアブラシ(充電式の安いやつ)を使いましたが、これ以降はすべて筆塗りで。
水性塗料だと隙間時間に気軽に塗れるので強い。

甲板だけ塗って、全体的なイメージを確認。
後から迷彩を塗るので、どの部分をブロックにして組み立てるか思案中。

そういえば、このとき検索して見つけた下記サイトが非常に参考になりました。
The Butterfingered Modelbuilder’s Adventures
https://butterfingeredmodelbuilder.wordpress.com/

だいたい方針が決まったので、艦橋から製作開始。両舷のボートが取り付けられた部分はエッチングパーツとなっています。
筆塗りで迷彩塗装するので、塗装時に邪魔になりそうな小物類は後回しに。

とりあえず主要なブロックを組み立てた状態。
迷彩塗装後に取り付けるクレーンや機銃、ボート類も並行してすこしずつ作っています。

その2に続く。

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